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春は別れの季節…?(2.19-2.25)
2月19日(日) まずは、タワーレコード横浜ビブレまで、寺嶋由芙のイベントへ。 ほわどるのライヴ前にちょっと覗いていけそうだったので行った、という感じだが、新曲の「天使のテレパシー」はなかなかいい曲だった。 あまりに定型化していたヲタクのノリにはついていけない部分はあったが、好きな曲は結構多い。
その後は鶴見にあるGIGS YOKOHAMA TSURUMIにて、WHY@DOLLのライヴ。 このライヴ、今回のツアーの柏~横浜公演での目玉でもある、アコースティックコーナーがとにかく良かった。 柏の編成とは異なり、Gt、Ba、Key、Perの4人。キーボードも、碧せんせーからPitariさんに変わっていたりで。 中でも「あなただけ今晩は」が、エレピ中心のバッキングになっていて、小粋なテンションコードと共に、よりメロウな雰囲気が強調されていて、かなり良かった。CDバージョンより好きなアレンジかも。 先日の柏でも、演奏が終わるとギターのタツさんが客席にピックを投げていたのだが、その1枚を見事にゲット! 昼の部ではすっかりそのことを忘れていたので、夜の部は上手に入って大正解だった。
もちろんアコースティック以外でも、好きなナンバー連発で、すごく楽しめた。 あとは、横浜だし、タワレコのレーベルだし、なんて気持ちもあって「No Baystars No Life」Tシャツを、なぜか?二人にアピール。 はーちゃんは、最初勝手に作ったものかと思って「これ、大丈夫なの?」なんて聞かれたけど、オフィシャルのコラボグッズですからーーー!
夜の部のMCで、はーちゃんが「アコースティックでやるようになってから音楽的な欲が出てきた」と言うような事を言っていたのに、ちょっと感激してしまった。 その話を握手会ではーちゃんに言ったのだが、その返しで「音楽へのこだわりは絶対に外したくない」って言ってくれて、それにもまた感激。 やっぱり、自分がほわどるのファンになったのは、音楽があってこそだし、メンバー自身もそこへのこだわりが強いと言うのがわかって、自分が好きなるべく好きになったグループだな、なんて思ったりも。 ライヴ自体も良かったけれど、はーちゃんとこんな会話が出来たことは、自分の中でかなり実りの多い出来事だった。
2月20日(月) 今日、20時過ぎにキャラメル☆リボンが3月末で全員卒業(実質解散)、21時過ぎに桃色革命の百瀬はる夏が腰の容態が安定しないために卒業、等という知らせが立て続けに届く…。何という日なんだろう…と言う感じ。 ももはるちゃんは、このままももレボ通ったら、まいにゃからの推し変ある?なんて思ったメンバーだっただけに、ちょっとショックは隠せない…。 なかなか桃レボは見に行ける機会がなく、2回しか生で見れてないので推し変するまでいかなかったが、やはり最初に発表された桃レボメンバーだったのもあり、色々思う部分はある。寂しいなぁ…。 キャラメル☆リボンは、CD買って、関東のリリイベに行く程度だったけど、好きな曲多いしな。 今となっては、初めて行ったリリイベで、あまちゃんの握力が異常に?強かったのが思い出か。
黒沢健一のアルバム再発に関連して、ポニーキャニオンがスタジオ版未発表の「What Is This Song?」をアルバムレコーディング時の写真を元にしたスライドショーに載せて公開。https://www.youtube.com/watch?v=bMiHPy4wv_s そのMV(というかスライドショー)の最後が、リバプールのストロベリーフィールドの門の画像で、「あぁ、健ちゃんもジョンの元に行ってしまったのか…」などと思ってしまった…。 おそらく「first」のレコーディング時に、健一も訪ねたと言うことなんだろうけど、当時はこんなにも早くジョンと同じ世界へと旅立つなんて思ってなかったな…。
2月21日(火) 横浜のシネマジャック&ベティにて、ロマンポルノリブート第5弾、中田秀夫監督「ホワイトリリー」を見る。 これも「まぁまぁ」だったかな。 濡れ場などは、一番「ロマンポルノっぽさ」は出てたかな。やはり実際にロマンポルノを現場で見ていた人は違う、と言う感じか。 序盤の濡れ場で、バックが真っ白で、真っ白なシーツに真っ白な百合があしらわれていたイメージシーンは、中田の師匠である小沼勝へのオマージュのように見える。おそらく、あえてそういうシーンを入れたのだろう。 予告を見た時には、レズビアンの話かな?と思ったけれど、そう言う側面もあるけれど、これは精神的なSMを描いた映画だったのかな、と。精神的SMと言うか、精神的な主従関係を性を通して描いていた、と言うべきか。 そこをもう少しハッキリと描いていたら、また違う印象になっていたかもしれないが、奔放な「先生」に翻弄される弟子と言うような感じだったな。 最後に主従関係が逆転しそうな雰囲気もあったが、そうならずに終わってしまった。あそこで逆転していたら、映画の印象は全く違うものになっていただろうけど。 もう少し主人公の女性の孤独な側面を断定的に描いていたら、映画的な深みを感じたかな、などと見終わったあとで思ったが、どうだっただろう?
この作品で、一応「リブート」は最後を迎え、とりあえず全作品を見たが、なんと言うか「羊頭狗肉」と言うか、「ロマンポルノ」と言う名前を借りてただけのような雰囲気もあったかな…。 最初に見た時も思ったが、この「リブート」作よりも、よく出来たピンク映画を見た方が刺激的だな、と。 結局、どの作品も、なんとなく中途半端だったんだよな。もっと突き抜けた感じも作品があっても良かったのでは? ま、「名前」で期待しすぎた自分が悪かったんでしょうか…。70年代の日活の素晴らしさよ…。
3月1日のイベントに外れたこともあり、サイサイのFCを退会。 なんだか寂しいような、ようやく吹っ切れたと言うような。今後は緩く付き合う感じで。
2月22日(水) 鈴木清順の訃報が伝えられる。 13日に亡くなっていたようだが、メディアを通して伝えられたのは今日。享年93だとのこと。 何年か前に何かの舞台挨拶?の模様をテレビで見た時に、車椅子で人工呼吸器をつけていたので、長くないかなぁ…とは思っていたが、それ以降特に何も伝えられることがなかったので、「ジジイ、しぶといな(褒め言葉)」と思っていたが、やはり寄る年波には勝てないものですね。 やはり、自分がダントツで好きなのは「殺しの烙印」だな。あとは「野獣の青春」「東京流れ者」も好きだった。 どの作品も、人を食ったような演出はもちろんだが、それ以上にハードボイルドな雰囲気の映画作りがたまらない。 「ツィゴイネルワイゼン」を始めとする、大正浪漫三部作も嫌いではないが、やはり往年の日活時代のアクション映画が一番だな。 清順のような感性を持った映画監督は、撮影所のシステムが崩壊した今、もう出てくることはないだろう。
一昨日、キャラメル☆リボンの解散や、桃色革命の百瀬はる夏ちゃんの脱退などを聞いたと思ったら、今日はチャーマンズからRIHOちゃんが抜ける、との報。 先日のとこちゃんに続いて、自分が見たチャーマンズの形がなくなっていくのは寂しいが、仕方あるまい、という気持ちも。 RIHOちゃんと言うと、横浜タワレコで歌った「水玉のアンブレラ」の間奏のセリフの部分でロックオンされたのが思い出だな。ステージの上から、ジッと?見つめられてしまい、ちょっとドギマギした記憶。 メンバーが変わっても、残してきた楽曲は変わりない。RIHOちゃん最後のライヴは…やっぱ行くの難しいか。
2月23日(木) シネマヴェーラ渋谷にて映画を2本。中平康の映画と、田辺昭知主演の映画の併映と言う事で見に行く。 まぁ、なんと言うか、無理に時間作って見るような映画でもなかったかなぁ…。どちらも、それなりには面白かったけれども。
中平康監督「密会」。脚本も中平康の手による。 密会の最中にタクシー運転手への強盗殺人を目撃した不倫関係のカップルが話の中心。 その現場を見たことで全てを告白するか葛藤する男と、言うことですべてが壊れてしまうと危惧する女。遂に男は良心の呵責に耐えられなくなり、警察に行くが…と言うようなストーリー。 プロットは良いとは思ったが、ちょっと中盤が長いかな。男の葛藤を描こうとしたのかもしれないけれども。 もう少しサスペンスに寄った展開に作っていたら、ヒッチコックばりの映画になったかもなぁ…などと思ったり。 特に駅で男を突き落としてから、逃げる女をもう少し長く描いていた方が、サスペンス的な要素は強くなっただろうな、とか。 とは言え、中平康の演出の巧みさは感じたり。結構役者に細かい演技をさせているのだなぁ…とか、ちょっとしたインサートを挟んで編集のリズムに変化を与えていたり。 やはり、なんと言うか、画作りがモダンと言うか、洋画っぽい部分はすごく感じたな。うまく言葉で表せないけど。
前田陽一監督「濡れた逢びき」。主演は当時スパイダースに居た田辺昭知と加賀まりこ。 悪くなかったけれども、全体的なトーンが統一されてなく、コメディなのか、サスペンスなのか、ブラックコメディなのかがちょっと中途半端。シーンごとにそういう色付けがクルクル変わる感じがあって、やや統一感に欠けた感じが。 そこら辺を全編通してきちっと雰囲気を作っていたら、面白い作品になっていたかもしれない。 主演の田辺昭知、おそらく唯一の主演映画だと思うけれど、決して上手い演技ではないが悪くはなかった。 その後は、芸能活動から退いてマネジメント業務に徹するのは、スパイダースには、そこら辺の才能のある芸達者なメンバーが揃っていて自分の限界を悟ったのかなぁ…などと思ったり。 途中でテンプターズが港が見える丘公園で演奏するシーンで登場するが、あのテンポの速さの「テル・ミー・モア」ってレコードにはなってないような?そう考えると貴重。(Youtubeにこのシーンの動画あった https://www.youtube.com/watch?v=P-T7Vp44d8s) この唐突な登場シーンは、当時テンプターズがスパイダースの事務所に居た事による「バーター」だろうか、とか思ったが…。 それにしても、この頃の加賀まりこの小悪魔的な可愛さったらないな。この作品見て、口元の小さなホクロがすごく気になった。 きぬちゃん役の勝又道子も可愛かったが(こちらは素朴な少女と言う趣き)、調べて見るとこの映画くらいしか出演がないようだな。
渋谷のディスクユニオンに寄ったら、湯川潮音のCDが比較的安価で売られていたので、黒沢健一提供曲が収録されているものを買う。 亡くなった後に集め始めるなんて…と言う気持ちもあるが、こういうタイミングで出会うのも何かの縁と言うことで。
2月24日(金) 昨日の夜、コレクターズの30周年本と楽器に関してまとめた「GEAR BOOK」を注文。 30周年本を頼んだタワレコのサイトで確認すると、「数量×2」の表示が…。 やってしまった…しかもすでに発送準備に入っていてキャンセル出来ない…。夜寝る前に通販なんてするもんじゃないな…。
日本映画専門チャンネルで放送された、瀬々敬久監督「愛するとき、愛されるとき」を見る。 ちょっと中途半端な印象もあったけど、悪くはなかった。 お互いに依る所のない男女が、よく分からないまま共犯関係を結び…的な話の運び方も悪くない。 序盤の、スパッスパッとジャンプカットで繋いでいく展開も、なかなか心地よいリズムを感じたり。 説明っぽいセリフが殆どなかったのも自分が好みとする所ではあった。 勝手に解釈するなら、どこまで行っても孤独感と寂寥感から逃れられない主人公にとって、降って湧いたような性だけが、自分を開放する術だった、と言う感じかな。 同じ「成人映画」的な範疇で言うなら、ロマンポルノリブートの諸作より引き込まれた感じはある。 どこか幸薄そうな主人公の女性を演じた江澤翠がなかなか良かったが、検索しても詳しいキャリアが出てこない。活動してた期間が短かったのかな?
2月25日(土) なんとなく1日家に居た、そんな感じ。
先日購入したL⇔Rのリマスター、一気に8枚iTunesに入れる。 プロデューサーの岡井さんが語る当時のエピソードが書かれたライナーが新たに加えられ、そこで初めて知る事柄も多く、もっとちゃんとした形でのロングインタビューだったらなぁ…と言う気もした。 漠然とした印象でしかないが、全体的にベースラインがクッキリと聞こえるようなマスタリングにしてる? あと、岡井さんの語った言葉で、移籍を期にスタッフを含めたプロジェクトだったのが、3人を中心にしたロックバンドに変化していったというものがあったが、ポニーキャニオン移籍後の音は、意図的に?ギター&ベース&ドラムが全面に出るような音になっているような? それから不思議なもので、音を聞いて甦る記憶というのもあるもので、「Paranoiac Star」を久しぶりに聞いたら、あまり記憶に残ってないと思っていた「Lack Of Reason」ツアーの渋谷公会堂の景色がフッと脳裏に甦った。
日本映画専門チャンネルで放送された、篠田正浩監督「沈黙」を見る。 先日、スコセッシ版の「沈黙」を見たので、比較してみるのも興味深いと思ったので見てみた。 映画としては、スコセッシの方が優れているかな、とは思ったが、信仰における様々な葛藤という点は、篠田版はスコセッシとは違う視点で色々描いていたかな、とは思った。 スコセッシの方は、そう言う信仰の問題も大きかったが、権力の「支配/服従」と言う面がより克明に描かれていたように思った。拷問に関してかなり細かい描写があったりとか。 自分が一番目を引いたのは、スコセッシ版にはなかった、ロドリゴを売ったキチジローが、その金で遊郭に行く場面かな。 遊郭に行くと言う時点で、俗にまみれた感じだが、そこで遊女に向かって「俺に唾を吐いてくれ」と懇願する場面があり、自分が磔刑図に唾を吐いたことへの罪滅ぼしの意識を描いていたり。 そこが遊郭であるという事に、そこに聖と俗、信仰と世俗の間で揺れ続けてるキチジローの人間味を垣間見る場面ではあった。 ある部分で遊女に聖なるものを求めたのは、どこかマグダラのマリアと重ねての描写なのかな、などとも。 終盤で、ロドリゴがフェレイラに合う場面、フェレイラ役を丹波哲郎が演じていたには驚いたが、ある部分で達観して内なる気持ちと別の生活をしている雰囲気だったスコセッシ版よりも、様々な葛藤のもとに生きている雰囲気はあった。その葛藤の描き方が、直接的すぎて陳腐ではあるが悪くはなかった。 最後にロドリゴが「転ぶ」場面では、あえてだとは思うけれど、丹波フェレイラと磔刑のキリストが重ねて思い浮かべられるような風貌で描かれているのも、宗教的な葛藤を描いた場面だったのだろう。 ただ、最後の最後の場面は、あれでいいのか?と疑問が…。葛藤を抱えたまま生きていくのが人間だ、という余韻を残した方が、作品としては優れている気はするが…。 ちなみに、撮影が宮川一夫だったが、モノクロの映画では圧倒的な美を感じたが、どうもカラー作品はイマイチな気がする。自分の中では。
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by freakbeat
| 2017-02-25 22:20
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