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ルビッチ・タッチ…とは?(4.30-5.6)
4月30日(日) 特に何もなし。 昨日は木を切り、今日は草むしりをして疲れてしまった。体力ない。
5月1日(月) 特に何もなし。
5月2日(火) シネマヴェーラにて、エルンスト・ルビッチ特集。
「花嫁人形」。 ドイツ時代のサイレント作品だが、なかなか面白かった。 プロットしては、現代に翻案するのもありかな、なんて思わせてくれた。自分的には人形愛と絡めての視点だと思うけど。 所々で、書割がいかにも「書割」なちゃちな絵で描かれた部分があったが、あの狙いは? 制作年から言って、ドイツ表現主義の時代とシンクロするが、そこら辺の影響もあったんだろうか? この映画を見ながら思ったが、ドイツからハリウッドに渡った、ムルナウ、ラング、ルビッチを比較して見たくなったな。お互いに影響などはあったんだろうか?
「極楽特急」。 これもなかなか面白かった。恋愛関係だけでは甘すぎるであろう話の中に、「騙す/騙される」「盗む/盗まれる」と言う要素が加わって、詐欺師と女スリと未亡人の三角関係にスリリングな要素が生まれていたのは、上手い脚本だな、と。 真っ当にウェルメイドのハリウッドスタイルと言うのは、こういうのを言うのかな、なんて感じる部分もあったり。 それにしても、コレ夫人を演じた女優さんが綺麗だったなぁ…。
5月3日(水) 本日もシネマヴェーラでルビッチ。
「小間使」。 事実上のルビッチの遺作だという事だが、ちょっとイマイチだったかな。 ありがちって言えばありがちな展開だったかな。ちょっと喋り過ぎな部分も感じたりして。 当時のハリウッドでは仕方ないのかもとは思うが、人物の描写が紋切り型が並んでるなぁ…という感じもあり。
「生きるべきか死ぬべきか」。 これは面白かった。ルビッチのフィルモグラフィーの中でも傑作の部類に入るんじゃないだろうか? 基本的に喜劇であるけれども、42年の作品ということで、ナチスがヨーロッパを制圧する時期と重なり、茶化している部分も多分にあるけれど、所々にナチス批判は垣間見える。 ルビッチにしては珍しい作品であると思うが、ユダヤ人でドイツからハリウッドに渡った人間として、当時の世界情勢には色々と思う部分は多かったのではないだろうか(ルビッチはナチス誕生以前に渡米)。 舞台俳優たちが、その演技と扮装を使ってナチスやゲシュタポを出し抜くと言うのは、トンデモな展開ではあるけれども、そこを上手くコメディとしてまとめているなぁ…と言うのは感じる。
5月4日(木) 本日もシネマヴェーラへルビッチを見に。
「ウィンダミア夫人の扇」。 オスカー・ワイルドの戯曲が原作らしいが、なんて事のないオーソドックスなメロドラマだったな。 この作品もそうだったが、立て続けにルビッチを見ていると、プチブル趣味と言うか、表面的な上流階級の描写が多々見られる気がするが、実際の所どうなんだろ?
「ニノチカ」。 学生の頃に授業で見た以来だと思うが、こんな作品だったっけ?殆ど覚えてなかった。 「生きるべきか死ぬべきか」ではナチスを茶化していたが、これはソヴィエトと言うか共産主義を茶化した作品だったかな。そこにメロドラマを織り込んで、一つのドラマに作り上げたと言うか。 「生きるべきか~」でもそうだけれども、同時代的な世界情勢を取り込んで、それをコメディの一要素として茶化していた時代があったということだよなぁ…。今の時代もそう言う流れはあるのだろうか? 恐らく、学校の授業でもそういう視点からの見方も教わったような気もするが、全く覚えていない。もう当時の授業のノートも捨ててしまったし、どんな事を授業でやったのか、サッパリ…。
それにしても「ルビッチ・タッチ」とよく言われるが、自分にはその「タッチ」がイマイチ分からない…。 「ヒッチコック・タッチ」は映像の作り方に特徴が現れているので、分かり易くはあるのだが、ルビッチの演出の特徴て何?
5月5日(金) 家に居てもヒマだなと思ったのもあり、タワーレコード川崎店までランドセルズのイベントに行く。 以前にネットで聞いて良いなぁと思って見に行ったが、やはり目の前でパフォーマンスされると、あぁ小学生だなぁ…と。 生歌で歌っていたのは、決して上手とはいえなかったが、好印象ではあった。何曲か気に入った曲もあったし。 買おうかな、と思っていたニューシングルが棚に無かったので、物販には行かずに開場を後にする(後で公式ツイッターを見たら、どうやら置いてあったらしいが自分は気づかなかった…)。
その後は、Fさんと落ち合って、日比谷公園~有楽町で飲み。 久しぶりに会ったが、格段いつもと変わらない話に終始していた感じ。
5月6日(土) 本日は町田へ。 まずは、町田市立国際版画美術館で行われている、横尾忠則の版画展「HANGA JUNGLE」へ。 悪くはなかったけど、良くもなかった。なんとなくそんな感じ。 版画美術館で、版画のみを集めた展示という事だったが、色々と注釈はあったものの、横尾さんの中での「版画」の特性が見えてこなかったというか。初期のシルクスクリーンものは、そのデザイン性もあって、とても好きな感じだったけど。 あと「JUNGLE」ってタイトルに着いてる割には、密林感というか、色んなものが鬱蒼としてるような展示でもなかったし。 キュレーションって難しいなぁ…と思った展示であったかもしれない。
その後は、まちだガールズクワイアのイベントを二本。 最初は、屋外で歌ったのだが、暖かな日差しの中で聞く「はるかぜリップ」は格別だった。 あとは「風になる」のカバーはやっぱり良かったなぁ…。何回も言ってるが、町ガでカバー集とか出してくれないものか。 二回目は、町田のタワレコ。以前にもここでは見たことあるので、さほど新鮮味はなかったけれども、先日のMOTORWORKSのトークイベントの直後に、石田くん直系の「弟子」(石田くんは娘と言うが)を見るというのも、なんだか不思議な気分。 タワレコでは特典会に行ったのだが、1日歩き疲れてたのか、ちょっと話が上手く出来なかったのが心残り。
町ガ関連で言えば、先日もえかさんがツイートしていたカレー屋のランチに行った。 角煮カレーが看板メニューだという事だったので、それを頼んだが、カレー自体はトマトの酸味がやや効いている感じだったが、角煮と共に食べると、その甘辛い味とカレーの酸味とがマッチして、なかなか美味だった。 駅からも近いし、機会があったら他のメニューも頼んでみようかな。
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by freakbeat
| 2017-05-07 00:03
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