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TIFだったりチャオベラ11周年だったり(7.30-8.5)
7月30日(日) 特に何もする気が起きず、1日家に居て録画していた映画を見てた感じ。
チャンネルNECOで放送された、山本薩夫監督「座頭市牢破り」を見る。シリーズ16作目。 山本薩夫の映画を意識して見たこと無かったが、宮川一夫の撮影もあってか、なかなかカッコ良い画作りだった。 途中、市が農村の指導をする浪人と語る所で、市自らが自分の「業」について語る部分があったのは印象に残る。 この作品は、単なる娯楽時代劇ではなく、盲でヤクザものである市の「業」を強く感じさせる作品だったかも。 そして、盲であるが故に見えてくる、人間の醜さも描いていたり(これは以前の作でもあったが)。 …かと言って、市も絶対的な正義ではないと言う部分が、このシリーズの深みを感じる部分でもある。 そういう部分とは別に、今までになく血しぶきの演出が派手になっている印象もある。腕や首が飛んだりも。 勝プロの第一回作品ということで、今までとは少し違う座頭市を描こうとしたのかもしれないな。山本薩夫に監督を任せたのも、その一環だったのかも。
チャンネルNECOで放送された、三隅研次監督「座頭市血煙り街道」を見る。シリーズ17作目。 ストーリーはさほど面白味はなかったものの、やはり三隅研次の画作りは重厚感があっていいなぁ。 今回は道中で倒れた女性から、息子を父親の元に送り届けるのを頼まれて市が子供を連れて旅をするお話だったが、改めて思ったけど、座頭市ってロードムービー的な要素も強いよな。 旅をすることで、色々な人が入れ代わり立ち代わりするので、シリーズ物には向いている部分は多いと思うけど。 余談っぽいけれども、オープニングに勝新の歌が使われてたのは驚いたが、それよりも道中に出会う旅一座の中尾ミエがいきなり歌い出すのにはビックリした。歌謡映画が流行っていたのか、レコード会社とのタイアップか…。
ツイッター経由で、横須賀のヤジマレコードが、明日7月31日に閉店することを知る。 三笠ビル店は、かなり以前に閉店してしまったが、本店の方も閉めるらしい。 小学生の頃は、アニメのサントラのカセットテープなどを買っていた店であり、中学の頃はTMネットワークのシングル盤を買った記憶もある、それなりに思い出もある店である。 小売店が閉店するのは時代の流れではあるような気はするが、長年続いていた店が閉まるのは寂しいものよ。 とは言え、地方の小さな店としては、中々健闘していた方だよな。
7月31日(月) 横浜のシネマリンの「溝口健二・増村保造映画祭」にて、増村保造監督「盲獣」を見る。原作は江戸川乱歩。 とは言え、増村は社会と個人の軋轢を描いてなんぼだと言うイメージがあるせいか、完全に閉じた世界観の中では、中々個性は活きて来ない印象もある。 途中までは、「サイコ」や「サンタ・サングレ」に通じるような、強力なマザー・コンプレックスの物語として展開していて、「なるほどな」と思える部分は多かった。 しかしながら中盤以降の展開は、結構ご都合主義的と言うか、快楽一直線のエログロの路線に突き進む姿が、イマイチよく分からなかった(ネットで調べてみると、中盤以降は原作にはない映画オリジナルの脚本らしい)。 大映の映画であるせいもあってか、ああ言う場面でセックスを描かない部分には違和感あったし(映画の上ではお互いに体を触り合い、傷つけ合うだけ)、お互いにサディズムとマゾヒズムが同居している人間と言うのも、理解できなかった点の一つかも? 冒頭とラストに、主人公である緑魔子のナレーションがかなり多めで、特にラストシーンでの物語の肝心な部分を言葉で説明してしまってる感じもあり、そこはちょっとノレない部分はあった。 話の内容からして、カルトムービーっぽいが、増村保造が作ったカルトムービーと考えると、多少は納得がいく部分はあるのかも。
夜になりジャンヌ・モローの訃報が届く。 それほど彼女の作品を熱心に追っていたわけではないが、「突然炎のごとく」や「ニキータ」は好きな作品だし、93年に横浜で開催された第一回フランス映画祭はフランス側の団長として来日し、自分はその挨拶も見ていると言う思い出もある。 89歳だったという事で、日本で言う所の大往生であろうが、やはり往年の女優さんが亡くなるという知らせには、寂しさを感じる。
8月1日(火) 日本映画専門チャンネルで放送された、池広一夫監督「若親分」を見る。 雷蔵が主演の任侠映画。「悪名」がやや任侠路線ではあるが、大映画作るストレートな任侠映画を見たのは初めてかも。 だが、ちょっと中途半端かなぁ…。やはり「餅は餅屋」と言うか、任侠映画は東映の方が面白いな。 組の頭を主人公に据えているからか、色々と背負うものが多すぎな気もする。 敵役の親分が佐藤慶と言うのも、若干迫力に欠けてる感じもあったかな。 ヒロインは朝丘雪路なのだろうけど、やはり自分的には藤村志保の方がいいなぁ…。 あと、三波春夫が浪曲師の役で出てきて、浪曲を披露するのは見せ場の一つか。
8月2日(水) 日本映画専門チャンネルで放送された、増村保造監督「陸軍中野学校」を見る。 改めて見直したのは何年ぶりだろう?シリーズの第一作というのもあるのか、物語の「序」である感じは否めない。 ぼんやりとした記憶だが、以降のシリーズ作がスパイアクション的な要素が強い中、この第一作は、雷蔵演ずる主人公がいかに日本軍の中でスパイとして養成されていくか、という方に重きが置いた作られ方のような気はする。 増村保造独特の映像の雰囲気は、この作品にも流れているが、その後のシリーズのアクション映画的な世界観とは隔たりはあるかな。 一人の青年がスパイとして活動をしていく事で生じる、様々な軋轢や葛藤を描いた作品、と言う感じなのかもしれない。 そちらの方が増村らしい人間ドラマだ、とも言えるけど、この作品はちょっと中途半端な感じはなくもない。
8月3日(木) 初台のDOORSまで、チャオベッラチンクエッティ11周年ライヴに行く。 1時間強と言った短いライヴで、セットリスト的にも長めのリリースイベントと言う雰囲気もあり、ちょっと拍子抜け。 昨年も、その前の年もガッツリと中身の濃いライヴをやっていただけに、今回のは少し残念だったかな。まぁ、つまらなくはなかったけど。 ライヴ後の特典会は、ポッシ~チャオベラの11周年、そして今年は自分的には10周年イヤーだというのもあって、各メンバーのジャケサインに並ぶ。 結構長めに話すことが出来たので、何となくそれぞれに今までの思い出と感謝の言葉を言った感じ(多分、最初のロビンとの会話がそんな感じだったから、その流れで4人共そうなった感じもある)。 やはり、10年もファンをやってると、色々と自分の人生にも浮き沈みがあり、そんな中でイベントに行って「楽しかった」って思えただけで救われたことも一度や二度ではなかった。そんな気持ちを素直にメンバーの前に言葉にできたのは良かったかな、とは思う。
8月4日(金) 祖母の命日だったので、午前中にお墓参りを済ませ、午後からは東京お台場で開かれているTOKYO IDOL FESTIVALを見に行く。 今回は、岩手のアイドル・チャーマンズが出演するとあって昼過ぎからお台場へ。 チャーマンズと、まいにゃ率いる桃色革命が同じパートでの出演とあって、結構テンションは高まってた感じもする。 思いがけず、そのパート終わりで最前列が空いていたので、そのまま最前に入ってしまう。 チャーマンズは3曲だったが、大好きな「水玉のアンブレラ」と「冬のワンサイドラブ」を歌ってくれたんでかなり満足。なかなか生で見る機会もないし、そんな中で大好きな2曲が聞けたのは嬉しかったな。 桃レボは、出てきた途端に「旗」を持っていて、そうしたら案の定「BANG BANG鼓笛サンバ」が始まった。…けど、最前でも「大移動」が起きなかったので、ちょっと安心(?)。 最近、桃レボを見ると、元々はまいにゃのファンだったのに、いっちゃんやらひなたちゃんやらに目が行ってしまい(今日はゆきまるは居なかった)、まいにゃ成分が薄くなる傾向が出始めてる気が…。 それはそれとして、「満開レボリューション」や「Dreamscape☆」なども聞けて楽しかった。
その後は同じ会場でダラダラとステージを眺めたり休んだりしながら、夜のアクトを待つ。 お目当てのWHY@DOLLは3曲。やや大人し目の選曲だったけど、それなりに楽しめた。 2曲目が始まる時に、お台場のイルミネーションが一斉に点灯して、それが青主体だったので、あそこで「菫アイオライト」がかかったら、神がかってたな、と思ったが。 続いて、ほわどるとチャオベラのコラボステージ。今自分の中の一推し、二推しのアイドルグループだから、このコラボは見たかった(スタッフのつながり云々は別にして)。 曲は、予想通りというか何というか「全力バンザーイ!My Glory」だったが、2番の歌唱がもろりん+ちはるんと言う、両グループの「推し共演」だったのは、結構高まった。 自分の耳では、必死に?ちはるんの歌う「全力バンザーイ」の音を追って「あぁ、貴重な体験してるな~」などと思ったり。 他にも、ロビンに色々といじられてるはーちゃんを見られたのも面白かった。ロビン推しのはーちゃんは嬉しかった事だろう。
続いてチャオベッラチンクエッティ。 ニューシングル中心の3曲だったが、最後に歌われた「轍」が屋外のシチュエーションとマッチしていて、なかなか良かった。 しかも、はしもんが歌い始めたら、夜風がフッと開場を吹き抜けて、その心地よさと言ったらなかった。 ライティングもシンプルだった分、歌が立っていた感じもあったし、この「轍」はなかなか良かったなー。
8月5日(土) タワーレコード町田まで、まちだガールズクワイアの月イチイベント、月刊タワ町ガを見に行く。 今日は、圧倒的にラストに歌われた「サマーレイン」だったなぁ…。 生で聞くのは2回目なのだが、以前は気づかなかった、ラストの「音壁」とも言えそうなコーラスの存在感に圧倒された感じ。 多分、元のミラクルマーチのバージョンでは、あの厚みは無いだろうから、町ガバージョンでの再レコーディングなんてものもあったら嬉しいなぁ…などと思ったり。 特典会では、えりかさんに先日フィロのスのライブ前にばったり遭遇したので、その時の話など。 今日のイベントでは、8月がえりかさんの誕生日があるってことで、タワレコスタッフからのお祝いなどがあったのだけれど、そこでフィロのスのおとはすと誕生日が同じだと知って、色々ビックリ。推しと同じ誕生日って、なんか羨ましいよなぁ…。
町田に行く前に、チャオベラのCDを受け取りがてら鴨居の中華料理屋、華星に寄る。 以前黄金町にもあって、ここのニラレバ炒めが好きだったのだが、いつの間にかなくなっていて、鴨居で偶然に再会。 久しぶりに、そのニラレバを食べたけれど、やはり自分好みの味で旨かった。なかなか来れないのが残念だな。
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by freakbeat
| 2017-08-07 19:37
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