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ベスト・フォー 〜 ベスト・ライヴ(6.10-6.16)
6月10日(日) 出かけようかとも思ったが、雨のせいかあまり気が乗らず、結局家で映画三昧。 最近の週末は、決まった予定がない時はそうなってしまっているな…。いいんだか、悪いんだか…。
U-NEXTで、相米慎二監督「風花」を見る。 なかなか良かった。序盤は「どうかな?」と思ってみていたが、何故か中盤以降は惹きつけられ見入ってしまった。 具体的にどこが良かったと指摘できないけれども、今の自分の気分にフィットする作品であった気はする。 主演の小泉今日子はすごく良かった。ただ、自分的に浅野忠信は若干ミスキャストかな、と感じる部分はなくもなかったけど。 結果的に相米の遺作となった作品。物語の裏に流れる独特な虚無感のようなものも感じられたりしたが。 ま、細かい部分で映画的な批評するよりも、時々はこう言う「気分」を共有するのも悪くない。
「風花」を見てフト思い出したのもあり、U-NEXTで、相米慎二監督「ションベン・ライダー」を見る。 以前に見たのは20年以上前だな…。どこか劇場で見た記憶があるが、かなりの年月が経っているせいか、思い出せない…。 その時もワケ分からなかった印象しかなかったが、改めて見直してもやっぱりワケ分からなかった…。 大体の筋書きは単純なので、ストーリーは追えるのだけれど、細かい所で色んな要素詰め込みすぎてて、よく分からなくなってるような印象。 途中、熱海の海で、河合美智子が突然海の中に浸かるシーンがあり、「あ、「お引越し」のシーンはこれと繋がっているのか!」と気づいた部分はあったけれども。 この映画、横浜でもロケをしているが、今の自分が馴染みの場所がかなり写ってて面白い。 撮影から35年経っているけれども、今と全然違う所の方が多いが、撮影当時と変わってない場所があって驚いたり。 ビブレ(当時はニチイか)の横の細い通りの八百屋と花屋、そして畳屋は当時から同じ場所で、今も経営を続けている(家具屋はラウンドワンになってしまった)。 それにしても、永瀬正敏はこの映画の撮影から10年くらい経って、また横浜の近場で映画を撮影するとは思っていなかっただろうなぁ…。
U-NEXTで、池田敏春監督「魔性の香り」を見る。脚本は石井隆。 「天使のはらわた 赤い淫画」の監督・脚本コンビであるので期待したが、そこまでの作品ではなかったかな。 終盤の展開で作品の印象は変わったが、それまでに至る過程が、自分にはややかったるかった。 あと、ジョニー大倉はいい味出してると思ったが、ヒロイン役の天地真理に魅力を感じられなかったのも大きいか。違う配役だったらもう少し印象も違ったであろう。 この作品、配給はにっかつだけれど、制作はディレカンなのね。
U-NEXTで、和泉聖治監督「生撮り解禁ツアー・むしられたビキニ」を見る。 以前に見た和泉聖治の作品が良かったので見てみたが、これはヒドすぎた…。 ストーリーなど殆ど無く、南国のリゾート(映画ではサイパン言っていたが)に行った女子大生3人組が、現地人に犯されたり、同行していたカメラマンと関係を持ったり…と、そんな場面が続くだけでストーリーがない…。 ただ、海外ロケをしていたり、空撮シーンなどもあって、どこからこんな制作費が…?と言う感じはある。 女子大生3人組の中の一人がすごく可愛かったんだが、詳細が分からずじまい…「聖女隊」ってなんやねん、と言う…。
6月11日(月) 横浜の光音座までロマンポルノを見に行く。 見たのは、小沼勝監督「色情旅行 香港慕情」。小沼勝が監督で、中島丈博の脚本、小川節子が出演と言うので見に行った。 傑作と言うものでもなく、終盤は若干こなれてない感じもあったが、それなりに面白くはあった。 麻薬だったり拳銃だったり売春だったりと、犯罪の匂いが立ち込める映画であったので、この脚本でも、アクション映画を撮りなれた監督だったら、もう少しハードボイルドな雰囲気に仕立ててたかな?という気もしたが(途中から登場する清水国雄が若干の松田優作テイスト)。 この時期のロマンポルノで、香港ロケが敢行されていた事にまず驚く。前半の人探しの部分では、香港の風景がそのエキゾチシズムもあって効果的に写った。 主人公が探すのが、突然失踪した妻の宮下順子なのだが、途中で瓜二つの香港人娼婦として登場し、チャイナドレスにおかっぱ頭の出で立ちで、それがなかなか可愛らしく、他の作品では見せない雰囲気なのもあって良かった。 途中、主人公がクスリを打たれトリップしてる場面が出てくるが、その場面がシュルレアリスム映画そのもので、小沼勝が一部で映像のシュルレアリストと呼ばれる事があるのは、この映画が大きく影響してる?などと思ったり。 他にも、シャボン玉を使った場面や、やたらと時計ばかりを強調する所などは、よく言われる「小沼勝っぽい」場面であったな。この監督は、多くのシュルレアリストがそうだったように、「物に対してのフェティシズム」を持っている人のような気もする。
…とは言え、この映画、何はなくとも小川節子である。 今まで、あまり作品見てないけど、この映画の小川節子は本当に綺麗だった。 小川節子と言うと、時代劇ロマンポルノのイメージだが(自分もその系統の作品は見た事ある)、現代劇の方が断然その美しさが引き立つではないか! あまり大きく取り上げられることのない女優さんだが、この映画を見て確実にファンになってしまった…。 それにしても、泉じゅんは比較的有名だが、宮井えりななり、小川節子なり、ややマイナーなロマンポルノの女優さんに惹かれるのはなんでだろう…。
他に併映で2本のピンク映画を見たが、どっちもつまらなかった…。 池島ゆたか監督「熟女の色香 芳醇な恥蜜」。サイコものはちゃんとした構成を建てて作らないと面白くならないよなぁ…と思った。 上田吾六監督「発情学園 やりたい年頃」。何も見る所が無い映画だった。正直、これは見ていて苦痛であった…。 それにしても、エンドマークが出て客電がついたら劇場内に居たのがオレだけって、ホントにここに来る客は映画を見に来てるんじゃないんだな…と実感してしまったな…。
6月12日(火) 昨日告知があったが、今年が川島雄三の生誕100年という事で、日活が色々イベント事をやるらしい。 その一環でU-NEXTほか配信サイトでも川島作品の配信が始まり、せっかくなので自分も見てみる。
とりあえず今日は見た事がない作品ということで、「わが町」と言うのを見てみた。 大阪の下町を舞台にした、明治~大正~昭和を生きた人力車引きの一代記と言う感じの映画であったが、自分にはイマイチ…。 辰巳柳太郎演ずる主人公のたーやんが、単なるパワハラ頑固ジジイに見えてしまい、全くノレなかった。 公開の56年には、まだこう言う爺さんも多く居ただろうし、それに共感した人も多かったのかもしれないが、今の時代に見ると…。 終盤に、戦後世代と戦前世代の価値観の違いを叩きつけるような場面があるが、やはりそこへ行くまでの過程が結構キツイ。 舞台となった下町の風景はなかなか味があったが、あれは全部ロケだろうか? あとは当時23歳の南田洋子だなぁ…主人公の嫁と成長した孫を演じているが、孫が成長した後の姿を演じているのが素晴らしく綺麗。細身で「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーン風の服装を着ていたのは、なかなか魅力的だった。
日本映画専門チャンネルで放送された、池広一夫監督「続やくざ坊主」を見る。 前作は寺を舞台に、人間の「聖と俗」を端的に描いていて良かったが、今作は主人公の竜全が旅をする先で事件に巻き込まれ…と言う展開。旅の途中で事件に…と言う展開は、やはり座頭市を思い起こさざるを得ない。 前作でも思ったが、座頭市が徐々に正義のヒーロー化していく中で「俗」の部分を強調して新たなキャラクターを作り出したのが、この「やくざ坊主」であるような気がしてならない。 それはそれで、従来の座頭市の雰囲気があって良いと言えば良いんだけれどね。 先日亡くなった朝丘雪路がヒロイン役で出演。若干色っぽい役だったな。
U-NEXTで、田中登監督「ハードスキャンダル 性の漂流者」を見る。 田中登の作品だからと思って見てみたが、面白くなかったな。全然「ハード」でもなかったし。 家出少年の視点だけで描いていたら、まだ違ったのかもしれないけれど、父と継母のスワッピング事情はややコミカルに描かれていて、2つのストーリーがイマイチ噛み合ってない感じも。 出てくる女優たちも自分的にあまり魅力もなかったし、特に書くこともない作品だった。 途中で竹の子族が出てきたりして、80年代の日本の風俗が描かれているという点は、この作品独自のものかも。
6月13日(水) ラゾーナ川崎まで、MOMOLANDのイベントへ行く。 余り見る機会もないだろうし、せっかくだからと思って見に行ったのだが、ファンのマナーが悪くて閉口してしまった…。 撮影禁止とスタッフが言っているのに無視して撮り続ける、ステージ脇の楽屋の出入りを見ようと人を押しのけるように移動を繰り返す、イベントが終わったらゴミが散乱…。 今まで有料・無料含めて色々とK-POP現場には行ってきたが、こんなの見た事ない。 最近見たヨジャチングやAprilのイベントは、普通に楽しめる雰囲気だったのにな。 どっちも川崎で見たから土地柄とか関係ないだろうし、最近のK-POPのファンが…、という事でもない。 …という訳で、なんだか曲のイメージよりも「なんだこれ…」的なファンの振舞いの印象の方が強くなってしまい、曲を聞いた印象が殆ど残っていない。 ステージが見えないのは最初から織り込み済みだったとは言え、こう言う形でイベントが終ったのではステージに居た彼女たちが可哀想だな。
日本映画専門チャンネルで放送された、三隅研次監督「無法松の一生」を見る。伊丹万作の脚本。 なかなか面白かった。90分程度で松五郎の一生を語るのは、あっという間過ぎだったが、やはり勝新+三隅研次の組み合わせは自分の好みなのかも…。 と言うか、やっぱり三隅研次の「映像で魅せる」部分は大きいと思う。 なんとなく、この映画の前半で描かれる松五郎を見ていると、勝新が演じてるせいだと思うけど、「兵隊やくざ」の大宮が軍隊に招集される前の姿のように見えてくる。時代設定がちょっと違うけれど。 でも、もしかすると三隅研次の中には、そう言う部分はあったかもしれないな、なんて。ちなみに、三隅研次は「兵隊やくざ」のシリーズでの監督作はない。 松五郎が浪曲を披露する場面があるのは、俳優になる前の勝新のキャリアを見せる場面であった。
U-NEXTで、滝田洋二郎監督「タイムアヴァンチュール 絶頂5秒前」を見る。 タイムスリップものという事で少し期待したが、面白いものではなかったな。タイムパラドクスを扱うなら、もっと上手な脚本書けそうだけどな…。もしかすると「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をネタにして作ったのかもしれないが…。 これも脚本・撮り方ともにほとんどピンク映画で、濡れ場一つとってもピンク映画らしい撮り方と言うのがあるのだな、と改めて実感したりはした。 それにしても、2001年が未来の世界だと描かれているのは、今見ると微妙な感覚…。80年代には、2001年は「未来」だったんだね…。 つか、息子役の役者、荒木太郎なのかよ。
6月14日(木) なんだか1日中疲れていた感じ。 なんとなく、昨日の後味悪いイベントが精神的に響いていた気も…。
日本映画専門チャンネルで放送された、三隅研次監督「眠狂四郎 無頼剣」を見る。シリーズ8作目。 ちょっとストーリーが分からなかったかな…。 色々と陰謀の中に狂四郎が巻き込まれていく話だったが(大塩平八郎に関する復讐劇だったらしい)、活劇は単純な筋書きに肉付けしていくような話の方が好きなのかもしれぬ…。 敵役として天知茂が出ていたが、狂四郎のキャラクターにも匹敵するような人物になりそうな雰囲気だったので、何かしら狂四郎と因縁のある人物として出てきたら面白かったかもなぁ…なんて。 それにしても、この頃の藤村志保は良いよなぁ…。
U-NEXTで、金子修介監督「宇能鴻一郎の濡れて打つ」を見る。 金子修介のデビュー作だが、格段何を言うでもない作品。 見ながら、最近のピンク映画で言うなら渡辺元嗣っぽいテイストの映画だなぁ…と。イコール月曜ドラマランドっぽいと言う感じである。 言うまでもなく「エースをねらえ!」のパロディーではあるが、テニスという題材と配役をちょっと借用している程度かな。 主演の山本奈津子は可愛かった。
6月15日(金) U-NEXTで、川島雄三監督「風船」を見る。脚本には、川島雄三の他に今村昌平の名前も。 序盤は、三橋達也と新珠三千代と北原三枝の三角関係を描いたありがちなメロドラマかな…と思ったが、終盤は三橋達也のクズっぷりが目立つ映画だった。 どうやら、森雅之演ずる父親(役名が村上春樹!)の方が主人公の映画っぽいのだが、そう思うと若干中途半端な印象も。 終戦から10年以上経ち、以前からの家族の価値観が揺らいでいる社会を描こうとしたのだろうか?そう思うとちょっと分かりづらい。 三橋達也のクズっぷりを描いていたり、断罪していたりしていたら、もう少し見応えのある映画だっただろうに。 あと、三橋達也の妹として芦川いづみが出演。兄のクズさ加減と対照的な純真可憐な少女を演じていて、この映画におけるイノセンスの象徴であった気がする。まだ若干幼さが残る感じで、「スクリーンに恋をする」感覚はなかったけれども。 途中、映画のスクリーンの裏側にある部屋が登場したが、鈴木清順の「野獣の青春」に出てくるヤクザの事務所のアイデア元だったりする?
U-NEXTで、ルパン三世を色々見られる事が分かり、とりあえず第一シリーズの大和屋竺が脚本を書いた2本を見る。 大和屋が担当したのは、第2話「魔術師と呼ばれた男」と第7話「狼は狼を呼ぶ」の2本だが、第2話の「魔術師と呼ばれた男」が、演出も手伝ってかなり「殺しの烙印」テイストを感じる1本だった。 第7話の「狼は狼を呼ぶ」は、石川五ェ門登場の回で(初登場ではないらしいが)、五ェ門の紹介を兼ねている部分もあって、一本の作品としては、若干未消化か。 ただ、この回の演出が宮崎駿や高畑勲らが所属していたグループの演出で、個人のクレジットは無いので詳細が不明だが、もしかすると「大和屋竺+宮崎駿」と言う、食い合わせの悪そうなコンビであった可能性もあると言うのは、面白い所。 で、初期のルパンを久しぶりに見たが、第2話でかなりハードボイルドなテイストを感じたのは、その脚本、演出はもとより、音楽の影響が強いのではないかなぁ、と。 第2シリーズ以降は、お馴染みの(?)大野雄二だが、第1シリーズのみ山下毅雄で、その音楽のテイストが「殺しの烙印」(こちらの音楽は山本直純だが)に通じる物を感じたのかもしれない。
6月16日(土) まずは、横浜のシネマ・ジャック&ベティで、ロベール・ブレッソン監督「罪の天使たち」を見に行く。 東京のアンスティチュ・フランセと共催で、フランスの映画会社ゴーモンの120周年を記念した上映の一貫。 最初は、修道院の中での宗教の欺瞞を描くのかと思ったが、そう言う面もなくはなかったけれども、どちらかと言うと修道院にやって来た女性の独りよがりの正義感に対して、疑問を呈しているような作品だったかな。 それと共に、彼女を排除していこうとする修道院の中の世界に対しても、それも正しいとは思えない、と言う風にも描かれているように感じた。 ブレッソンの長編デビュー作という事だが、若干音楽の使い方などに一般的な物を感じたが、こう言う疑問の提示の仕方は、ブレッソンっぽい部分かな、とは思った。 これから、さらに切り詰めて、切り詰めていく、ブレッソン特有の演出が生まれていくのだな、と言うのを垣間見られたのは良かったのでは。 最後のクレジットに「字幕 寺尾次郎」と出て、思わず「おぉっ…」と小さな声を上げてしまった。
その後、赤レンガ倉庫で行われているゴーモン映画社の展覧会へ行く。 入場無料と聞いていたので、タカをくくっていたが、ポスター関連とゴーモンとその作品の歴史、あと少しの映像展示などもあり、かなりのボリュームの展覧会。 今日は、この後にライヴに行く予定だったので、展示物をざっと見て、ゴーモン社の作品のアンソロジーのような映像展示を見る。 その映像の最後の方に、フランス女優を一気に紹介するような場面があり、そこで「シャルロット・ゲンズブールからのジェーン・バーキン」と言う編集がされていて、物凄くときめいてしまった…。 他にも、リュック・ベッソンの「グラン・ブルー」で使用された、ジャン・レノやジャン=マルク・バールが実際に使用したウェットスーツや、「フィフス・エレメント」の衣装、そして極めつけは(?)ジャン・ルノワールの映画で、イングリット・バーグマンが着た衣装が飾られていて、これには結構高まった。 ちょっと今日は時間が足りなかったので、また今度来れる時に来ようと思った。無料だし。
そして、恵比寿リキッドルームまで、フィロソフィーのダンスの5thワンマン。今回はバンドセットでの演奏。 最近、フィロのスのライヴへ行っても毎回が毎回「最高!」と言う感覚になれず、若干モチベーション落ち気味だったのだが、今回のライヴは良かった。掛け値なく「素晴らしい」と言えるライヴだった。 バンド演奏という事で、期待半分、不安半分で会場入りしたが、1曲目のインストルメンタル「Funky But Chic」を聞いた瞬間から、不安など一気に吹き飛ぶ演奏だった。 フィロのスを生演奏で聞くなら、ドラムとベースが肝だろうと思っていたが、ドラムスがかなり自分の感覚に合う「気持ちのいいドラム」だったので、全編通してずっと心地よいリズムに乗ってライヴが見られたのは、本当に大きかった。このドラマー(城戸紘志と言う方らしい)を選んでくれた方(加茂さんかな…?)には感謝せねば。 バンド演奏に関して、音の面では言う事なかったのだが、自分がステージの下手側のスピーカーの真ん前だったのもあり、「フィロのスの音楽的頭脳」宮野さんのプレイを全くと言っていいほど見られなかったのは、残念至極。宮野さんのプレイを見るのは、次のバンドライブでのお楽しみと言うことだな。
あと、今回はあんぬのMCに泣かされた…。「最近、アイドルの解散や脱退などよく聞きますが、皆さんは私達を信じて付いてきて下さい!」と言う趣旨の言葉を言った時、単に「最近の流れ」と言うだけの話ではなく、その「解散」の中にチャオベラ(ポッシボー)も確実に含まれているだろう、と思うと、なんだかこみ上げてくるものを抑えられなかった。 あんぬの言葉の中に、チャオベラの分まで自分がフィロのスとして頑張っていく、と言う気概を感じてしまったからだろう。 その他にも、2曲目の「アイドル・フィロソフィー」で、ステージの上に作られたお立ち台に立つあんぬを見て、「数年前はビールのはこの上で歌ってたのに、今はリキッドルームのお立ち台だよ!」なんて思って、他の場面でも「あんぬちゃん、諦めないで続けてきて良かったね…」と、何度も目頭を熱くしてしまった…。 多分、チャオベラが8月に解散するということがなければ、ここまで彼女の言葉や立ち振舞に心を動かされたりはしなかったかもしれないが、着実にチャオベラの解散へのカウントダウンが積み重なっていく昨今、やはり色々と思うのは仕方あるまい…。 あとは、アンコールの「ジャスト・メモリーズ」の時に、おとはすが目に涙ためてるように見えたのを、比較的至近距離で見られたのは、なかなかグッとくる場面であった。 ともかく、今回のライヴはチケットが取れて行くことが出来て良かったな、と思えたライヴだったな。 比較的初期の段階からちょいちょい見に行ってるけど、間違いなくベストライブであったと言い切っても良いライヴだった。
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by freakbeat
| 2018-06-17 22:07
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